ワキガは脱毛で対策できる?脱毛と臭いの関係を紹介!
多くの男性が抱える臭いの悩みの一つにワキガがあります。ワキガとは、脇から発せられるツーンとした悪臭のことを指し、医学的には「腋臭症」と呼ばれます。英語では「armpit odor」とも呼ばれ、性別に関係なく発生します。
季節にも関係なく一年中起こり得る症状ですが、一般的に汗をかきやすい人に見られる傾向があるため、ワキガには脇汗を軽減して臭い対策する方法が有効的です。
この記事ではワキガを解消する方法、セルフケアで発汗や臭いを軽減する方法などを紹介します。
日頃から汗をかきやすく、臭いや、テカテカする見た目に恥じらいを感じてしまい、さらに汗をかいて悪循環に陥る方も多いと思います。ワキガに悩む男性他、脇毛の量が多くてムレによる発汗に悩む男性もぜひ記事を参考にしてください。
ワキガになる原因
脇には、「アポクリン汗腺」と「エクリン汗腺」と呼ばれる汗腺が存在します。
アポクリン汗腺は脇の下や外陰部、肛門、乳輪、外耳道といったごく限られた部分にある汗腺で、主に精神的な緊張、ストレスを感じた際に発汗します。
ここから分泌される汗には、脂肪(中性脂肪、脂肪酸、コレステロールなど)、タンパク質、鉄分、蛍光物質、尿素、アンモニアなどさまざまな物質が含まれます。
アポクリン汗腺から分泌された汗が皮膚の常在菌とくっつくと、汗に含まれる成分や菌が腐敗し始め、ワキガの臭いを引き起こすのです。
また、エクリン汗腺は体温を調整するために汗を出します。
ほぼ無臭の汗ですが、放置することで、アポクリン汗腺と同様に汗の成分が雑菌によって腐敗し、臭いの原因となります。
ワキガの人の特徴
外国人男性の約70%はワキガであるという統計が出ており、その一方で日本人男性のワキガ発症率は約10%程度だという統計が出ています。
外国では、ワキガは多くの人に見られる一般的な症状ですが、日本人の場合には症状を持つ人数が少ないために、より悩みを抱えてしまうこともあるでしょう。
ワキガの症状が出やすい人には、遺伝の他に以下のような特徴があると言われています。
脇に汗をかきやすい
アポクリン汗腺から分泌される汗が細菌と混ざることでワキガの臭いを引き起こすため、汗をかきやすい人はワキガになりやすいと言えます。
耳垢が湿っている
耳には汗腺が通っていないため、通常は耳垢が湿ることはありません。
しかし、アポクリン汗腺が耳にある場合は、耳垢が湿ることがあります。
耳にアポクリン汗腺がある人は脇にもアポクリン汗腺が多いと考えられるため、耳垢が湿っている人にはワキガの人が多いと言われます。
脇毛が濃く太い
脇毛が濃く太い人は、毛穴の発達とともに「アポクリン汗腺」も発達している傾向にあります。
そのため脇毛が長い・太い・濃い人はワキガになりやすいと言われています。
脱毛が原因でワキガになる可能性はあるのか
脱毛が原因でワキガなる可能性を不安視する男性もいます。脇毛が濃く太い人はワキガになりやすいと前述しましたが、一方でムダ毛を減らすことができる脱毛がワキガの原因になることはあるのでしょうか?
結論からお伝えすると、脱毛が原因でワキガになることはなく、脇のいや〜な臭いを軽減するキッカケになるかもしれないのです。
脱毛でワキガになる可能性は低い
脱毛は毛根に作用してムダ毛を処理します。汗腺に対して脱毛が働きかけるわけではありません。そのため脱毛でワキガになる可能性は基本的にないと言えるでしょう。
むしろ脱毛で脇毛が減ることで、蒸れによる発汗量を抑えます。前述の通り、汗の量を減らすことでワキガのリスクを抑えられるでしょう。
万が一、脇の臭いが悪化した場合には、脱毛した時期にも関わりがあるかもしれません。例えば脱毛を行った時期が夏である場合、例年より気温が高かったり、残暑が長引いたりすることもあります。
脱毛によって脇毛をなくしたことだけでは、臭いをカバーしきれないということも考えられるでしょう。
脱毛が脇に与える負担
脱毛は毛を減らすという高い効果を発揮するために、少なからずお肌にも負担がかかります。脱毛後はレーザーの熱によって肌にほんのり赤みが残りますが、数分〜数日程度で収まるでしょう。
ただし、脱毛当日の肌状態や脱毛方法によっては、赤みやヒリヒリ感などがしばらく残ることがあります。
脱毛前後に気をつけること
脱毛による肌への負担を抑えるために、以下のような対策を実践してみてください。
・体温が上昇するような行為を控える
・毛抜きやカミソリによる自己処理を控える
具体的に運動や入浴などの体温が上昇する行為は、肌のほてりを長引かせることがあります。仕事柄、体を動かすという男性は休日に脱毛を予約すると良いでしょう。
毛抜きやカミソリの使用も肌への負担が大きく、肌のほてりが長引くほか、場合によっては毛嚢炎や埋没毛といった症状にも繋がります。止むを得ず、ヒゲや体毛処理を行う際は、肌に刺激が少ない電動シェーバーなどの使用を検討してください。
基本的に脱毛の前後は極力肌に刺激を与えず、衛生的な状態を保つようにしましょう。
保湿剤を使用して肌への負担を抑える
乾燥肌の方は、レーザー脱毛や光脱毛の熱の影響を受けて肌のかさつきや痒みの原因になることがあります。
正しいアフターケアで乾燥を防ぐことが、安全な脱毛に繋がります。
お風呂上がりや洗顔後に、化粧水を肌全体に馴染ませてから保湿クリーム等を優しく塗布します。肌質は人それぞれのため、普段使いしている肌に合う保湿剤を使用すると良いでしょう。
化粧水や保湿クリーム選ぶに迷った際は、油分の多いものを避け、多くの男性の肌に最適なアミノ酸などの保湿成分が豊富に含まれた保湿剤がおすすめです。
脱毛とワキガの明確な関連性はありませんが、こうした対策を行うことで万が一、肌トラブルを未然に防ぐことができるでしょう。
脱毛の仕組み
ここまで、脱毛による肌への負担について説明しましたが、ここからは、具体的な脱毛の仕組みについて解説します。
エステサロンで一般的に行われる光脱毛(フラッシュ脱毛)は、照射された特殊な光が毛のメラニン色素に反応し、毛根にある「毛乳頭」と呼ばれる細胞に作用します。
つまり、毛と繋がりのある毛乳頭にしか光のエネルギーは伝わらず、汗腺に対して意図して働きかけることはありません。
実際に、脱毛を経験された男性の中には、脇の臭いがきつくなったように感じると訴える方もいます。しかし、それらの要因には前述の通り脱毛した時期による問題も関係しているでしょう。
それどころか、脱毛が原因でワキガになることはなく、脇の臭いを軽減するキッカケになることが期待できます。
ワキガの正しい対処法
ワキガはさまざまな原因によって起こりますが、日常生活のちょっとした意識や、治療を受けることで症状を緩和することができます。
なかなか他人に相談しづらい症状でもあるため、一人で悩んでしまうこともあるでしょう。そんな方は、以下で紹介する方法をまず試してみてはいかがでしょうか。
ワキガ治療を受ける
ワキガを改善したい場合、アポクリン汗腺を除去する手術を受けることが一般的です。
その他にも、「脇毛脱毛」はワキガの症状を軽減させる手助けをしてくれます。
詳しくは後述しますが、ムダ毛処理と一緒に臭い対策を進めていきたい男性は「脇毛脱毛」も検討されてみてはいかがでしょうか?
脇汗をこまめに拭く
アポクリン汗腺から出た汗が、細菌と混ざって時間が経つと、ワキガの臭いを引き起こす原因となるため、脇汗をかいたらなるべく早くふき取りましょう。
ワキガの汗はべとつきやすいので、汗拭きシートなどを使用すると、さらに効果的です。
体臭を招く食事を避ける
アポクリン汗腺を刺激する食べ物を多く摂取すると、ワキガの臭いが強くなるおそれがあります。
全く食べてはいけないわけではありませんが、日ごろから多く食べ過ぎないように注意して、体質を改善してみましょう。
ワキガを助長する可能性がある食べ物
- 動物性たんぱく質が多い食べ物(肉・バター・チーズ・卵など)
- 香辛料
脇毛をお手入れする
脇毛が生えていると脇毛によって脇が蒸れ、細菌が繁殖しやすい環境を作ってしまい、ワキガを悪化させる原因となります。
また、ワキガ特有のべたつく汗は脇毛に付着するとなかなか落ちないため、これもワキガを悪化させる原因になると言えます。
そのため、ワキガの方はしっかりと脇毛のお手入れをする必要がありますが、毛穴の炎症を起こしやすい毛抜きでの自己処理や、肌の弱い方の脱毛クリームの使用は、ワキガを悪化させるおそれがあるため控えましょう。
脱毛サロンでの脱毛施術もワキガに効果的です。
ワキガ・脇毛の誤った対処法
誤ったワキガ対策・脇毛処理は、ワキガを悪化させてしまったり、色素沈着を悪化させてしまうおそれがあります。
ここでは、誤った脇毛の処理やワキガ対策を紹介します。自身の対策・処理が誤っていないか、当てはめてチェックしましょう。
制汗剤の使用
腋下環境(脇の下のコンディション)を清潔に保つことが、強い臭いを発するワキガの症状を軽減するために重要です。
夏場など汗が多く出る時期には、脇の臭い対策として「制汗剤」を使用される方もいると思いますが、制汗剤を利用される際には、「腋下環境」を清潔に保つことが大切です。
ワキガの臭いの元となる成分や菌、さらには体内から排出される汗を放置したままで制汗剤を使用すると、原因を放置したまま香りをつけることになるため、制汗剤とワキガの臭いが混ざり、強烈な臭いの発生源となるおそれもあります。
毛の自己処理
前述でも解説しましたが、これらの器具を使ったムダ毛処理は肌に強い刺激を与えたり、肌に傷をつけてしまったりするおそれがあります。
かえって肌にストレスを与えてしまうという悪循環に陥らないように、正しい方法で処理する必要があります。
自己処理で起きるワキガ以外の弊害
脇に関するトラブルや悩みはワキガ以外にもたくさんあります。その一つが、ムダ毛を処理したときに多く現れる肌の黒ずみ(メラニン色素による色素沈着)です。
「メラニン色素」とは、毛の色素をつかさどる成分の一つです。
一般的には、日常生活や運動時などに起こる、ムダ毛と肌の摩擦や蒸れなどにより、色素が皮膚内に浸透してしまうことが色素沈着の原因と言われています。
この他、カミソリ・毛抜き・スクラブ入りの洗顔フォームなどを使用し、肌に大きな負担やダメージがかかると、メラニン色素が肌に沈着し、黒ずみの原因になることもあります。
脇毛を抜くとどうなる?
「毛抜き」を使った脱毛は、毛根から処理できる・毛を残したい部分を細部まで調整できるなどのメリットがあります。
しかし、毛を引っ張る際の刺激によって皮膚に強いストレスをかけてしまうと、皮膚に以下のような悪影響を及ぼすことがあります。
脇のブツブツ
ムダ毛を処理する際に、皮膚を引っ張ることで発生した肌ストレスが原因となり、毛穴の断裂が生じたり、雑菌が入り込むことで肌の表面に「ブツブツ」が発生したりすることがあります。
ブツブツだけでなく、肌に痛みや痒み、できものが発生することもあるので、「ムダ毛を無理に強く引っ張らない」、「皮膚に傷をつけない」といったことに注意し、丁寧な処理を心がけましょう。
毛が生える段階でチクチクする
皮膚表面のムダ毛処理をすると、ムダ毛処理した切断面が尖っているため、毛が再生する際に、チクチクとした刺激を感じることがあります。
この刺激は、皮膚にチクチクとした刺激を与えるだけではなく、刺激が生み出す摩擦により肌へのダメージが高まり、ワキガや色素沈着が悪化することがあります。
脇毛の正しい処理の仕方
誤った方法で処理してしまうと、思わぬトラブルを巻き起こすおそれがある脇毛の処理。
脇毛を正しい方法で処理し、予期せぬ肌トラブルを防ぐにはどうすればよいのでしょうか?
脇の処理にお困りの方や、剃りづらいと感じている男性の参考になると幸いです。
入浴時に洗浄効果の高い石鹸で適切に洗う
脇の臭いを軽減するためには石鹸選びも大切な要素の一つです。
石鹸の洗浄能力が低過ぎると、臭いの発生源を十分に除去することができず、十分な効果が得られません。
強く洗えば良いというわけでもありませんが、適度にしっかりと汚れを落とすように洗いましょう。
「ニオイ対策」のために石鹸を選ぶ際は、自身の肌質を見極めたうえで慎重な選択を行うことが重要です。
一般的に石鹸の中に含まれているワキガの消臭成分としては、「イソプロピルメチルフェノール」「Oシメン5オール」「ミョウバン」といったものが代表例として挙げられます。
まずは、これらが含まれる石鹸を購入して、自身に合う石鹸を見つけていくことをおすすめします。
除毛クリーム(脱毛クリーム)の使用
皮膚に塗って時間をおくだけで脱毛が可能な「脱毛クリーム」は、手軽なムダ毛処理方法の一つです。
各社がさまざまな価格帯で製品を販売している定番の脱毛アイテムですが、その効果には個人差があるので注意が必要になります。
脱毛クリームは安価であり、肌がツルツルの状態になるまでムダ毛を処理することができる魅力的なアイテムでもあります。
しかし、皮膚の表面のムダ毛の処理には適しているものの、皮膚の奥にある毛を処理するのは難しいという短所もあります。
使い勝手の良さや手軽さの反面、2週間程度で再びムダ毛が生えてしまう点や、肌に強いダメージを与えることがあります。
特に敏感肌の方は脱毛クリームを使用する際に、より一層注意をする必要があります。
また、処理後に生えてくるムダ毛は、強い毛で再生しようとする働きが強く作用し、結果的にワキガの症状が強くなることも考えられます。
シェーバーの使用
「電気シェーバー」での自己処理は、毛抜きや脱毛クリーム、そしてカミソリといった脱毛器具よりも、肌へのダメージを減らしてムダ毛の処理をすることができます。
しかし、手軽に処理できる魅力とは対照的にデメリットもあります。
1つ目は、肌にシェーバーを強く押し付けて処理すると肌を傷つけてしまい、新たなトラブルを巻き起こすリスクがあることです。
2つ目は、毛が生え揃ってきたときにチクチクとした痛みが生じたり、肌とムダ毛の引き起こす摩擦による肌への刺激の影響で脇毛が剛毛化したりする可能性があることです。
これは、シェーバーでのムダ毛を処理によって、毛の切断面が鋭利になっているためです。
シェーバーは、手軽に処理することができる魅力的なツールですが、正しい使い方で使用することが大切です。
クリニックや脱毛サロンの機器の処理なら大丈夫
ニードル脱毛
ニードル脱毛とは、電流の流れる針を毛穴に挿入して、電流の刺激によって毛根を破壊する方法です。
脱毛を受けた後にツルツルな状態を長期間維持できることで注目されています。
自己処理によるお肌への刺激、手間が軽減されて、皮脂や汗によって発生するニオイを防止します。
ただし、毛穴一つの施術に料金がかかるので費用がかさみ、電流による痛みも強いため、元々の毛量が多いと感じる方は次の「光脱毛・レーザー脱毛」を検討することをおすすめします。
光脱毛・レーザー脱毛
光やレーザー脱毛は、皮膚の内部、毛根の奥にある細胞、毛乳頭に光を当てて毛根細胞に働きかけることで脱毛処理を行います。ムダ毛の再生力を、光を当てて弱らせることによって脱毛する仕組みで、サロンやクリニックで処置を受けることができます。
なお、光脱毛はお手頃価格で本格的なムダ毛の処理ができるところもあり、注目を集める脱毛方法の一つです。
中学生から学割が使える脱毛サロンもある
思春期である中学生は、人一倍臭いやエチケットに敏感な時期でもあります。学生には敷居が高いイメージがある脱毛サロンですが、学生でもきちんとした施術が受けられるように学生割引(学割)プランを用意している店舗もあります。
さらに、未成年が分割払いするには親の承諾が必要になるため、親の承諾が得られない場合でも脱毛できるように「都度払い」(1回の施術ごとに現金での支払い)が可能なサロンもあります。
そのため高額な支払いに不安を感じる方や、保護者の了承を得づらい方も安心して脱毛サロンに通うことができます。
脇脱毛を受けた男性の声
脇の脱毛を受けた男性の声を一部紹介します。
東京池袋店 K様
自分で脇を剃ったことがありましたがちくちくに悩まされました。脱毛したらそのような事もなく快適になりました。
大阪梅田店 S様
脱毛ができただけでなく、体臭が気にならなくなったことはうれしい誤算でした。
メンズ脱毛専門店RINX(リンクス)では、無料カウンセリングにてお悩みや費用に関するご相談をいただけます。痛みが不安な方に向けてパッチテストのサービスもございます。脇毛やワキガのことでお悩みならまずはリンクスへご相談くださいませ。
誤った脇毛処理やワキガ対策に注意
脇毛の処理やワキガ対策は、誤った方法で行うとさまざまなトラブルを引き起こします。
脇毛の場合は、肌をいたわった脇毛処理を行うこと、ワキガの場合は、脇をこまめに清潔に保ち日常の食生活にも気をつけることがポイントとなります。
清潔感を保つうえで、脇毛の処理やワキガ対策は重要です。しっかりと気を配り、さわやかで好印象の男性を目指しましょう。
ドクターの所属学会
・日本美容外科学会(JSAPS)
・日本再生医療学会
ドクターの経歴
2008年 昭和大学 形成外科入局
2010年 千葉県救急医療センター 形成外科
2014年 コムロ美容外科 東京院院長
2015年 大手美容外科皮膚科クリニック院長
2015年 表参道ヘレネクリニック
2019年 同理事長
全国88サロン
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